日本の出発点が生み出した今なお受け継がれる長期的視点

どうもです。

拓です。

 

よくこんな言葉を耳にしませんか?

 

『長期的な視点で物事を考えましょう!!』

 

なるほど確かに、ポッと出で短期的な活躍よりは、長期的に活躍できた方が良いのは頷けます。

 

でも長期的な視点って、具体的にはどんなものなんでしょうか?

その答えが歴史にありました。

 

日本が国としてまとまり始めた飛鳥時代から現代まで、約1,400年の長きに渡る長期視点。

1,400年にも及ぶ奇跡のロングレンジ!

日本の出発点が教えてくれる、そんなロングレンジを見ていく事にしましょう。

 

 

聖徳太子の憲法十七条に見るロングレンジ

日本史における最大のヒーローって誰でしょうか?

 

源義経?

織田信長?

坂本龍馬?

 

人それぞれの選ぶ人は違うと思いますが、僕は迷うことなくこの人物を挙げます。

 

聖徳太子

ちょっと前に不在説とか何とかいろいろ言われていた聖徳太子。

でも、例え聖徳太子がいなかったとしても、多くの事績が聖徳太子一人のモノではなかったにしても、絶対に揺るがないロングレンジが、僕たち日本人に宿っている事をご存知ですか?

 

『和を以て貴しと為す』

 

聖徳太子が制定したとされる憲法十七条の第一条です。

 

この精神が、聖徳太子以降の日本の歴史の中で、ずっとずっと日本人の根底に息づいています。

奈良、平安、鎌倉、室町・・・どの時代に生きた人も、聖徳太子は実在した聖人として日本人の心に在り続けました。

 

例えば、鎌倉時代の『愚管抄(ぐかんしょう)』という歴史書にこんな言葉があります。

聖徳太子は憲法十七条や冠位十二階を定めた。太子の逝去後、世の中は衰退し民は貧しくなったと伝わっている

仏の化身(聖徳太子)として現れたお方がなさったことが、悪例になるはずがない

 

このように、聖徳太子は模範にすべき偉人として、ずっと信じられてきました。

 

そして、聖徳太子の精神は、僕たち現代人の心にも息づいています。

 

その良い例が、東日本大震災時、食事の配給に整然と並び、譲り合う日本人の姿に象徴されるのであり、『和を以て貴しとなす』精神そのものと言えるのです。

 

大災害が起こった時、他の国だったら、混乱に乗じて略奪が横行するのが普通です。

ですが、聖徳太子の教えが根底にある日本人は、例え苦しい状況でも『他人を想いやる精神』を忘れません。

『和を以て貴しとなす』精神が自然と行動に反映されます。

 

日本を貶めたい歴史学者がどんなに不在説を唱えようが、その存在を信じて来た日本の歴史は変わりません。

聖徳太子の教えを、脈々と受け継いできた、日本人の心に根付いた精神は変わりません。

 

人が本当に大切にしなければならない事だったからこそ、聖徳太子の教えは今なお日本人の心に根付き、行動の指針となっています。

 

聖徳太子は日本人の心に、確実に実在しています。

 

聖徳太子の説く教えは、1400年もの時を超えてもなお通用する長期的視点だったんです。

 

 

世界最古の企業 金剛組のロングレンジ

そんな聖徳太子の命により、ある一つの組織が作られました。

 

『金剛組』

 

その組織は、世界最古の企業として、形を変えながら今も現存しています。

 

聖徳太子の建立と伝わる『四天王寺』

 

その四天王寺を建立した宮大工集団が、現在は建設会社として現存し、その伝統を今に伝えています。

 

長い歴史の中で、幾度も経営難に直面してきた金剛組ですが、都度困難を乗り越え、創業1400年と奇跡を実現しました。

そんな金剛組は長く生き残る為の、最大の秘訣をこう説いています。

 

『原点を忘れないこと』

 

元々、金剛組は四天王寺の建設を目的として集められた宮大工の集団です。

そして、今なお四天王寺の修復作業を行い、その伝統を守り続けています。

 

四天王寺の建設、修復はずっと金剛組が行ってきました。

 

四天王寺に携わる仕事は、金剛組の原点。

その原点を忘れずに、四天王寺を守り続けてきたことで、四天王寺=金剛組と言われる程の『強み』になりました。

 

幾多の経営難に陥った金剛組は、その技術を継承しながらも、時代に合わせた対応で1400年生き残ってきました。

伝統を守りつつも、時代に合わせて柔軟に対応してきました。

 

伝統とは、原点となる母体の上に、新しい要素を上乗せしていくことです。

 

何でもかんでも革新的である必要はないと、僕は思っています。

それも実は歴史が証明しています。

歴史から見えてくるトレンドで終わらない長く生き残る秘訣

2017.12.03

 

原点を忘れないことは、長期的視点を考える上で物凄く大事な事であり、大きな強みに成り得るんです。

 

 

神宮の式年遷宮が生み出したロングレンジ

2013年に伊勢の神宮で『式年遷宮』が行われたのは記憶に新しい所です。

(なお伊勢神宮の正式名称は単なる『神宮』であるため、あえて『伊勢の神宮』としています)

 

この式年遷宮は、690年に持統天皇が始めたと伝わっています。

 

20年に1度、新しいお宮を建て、神々にそちらへお移り頂く式年遷宮。

20年ごとに新しく建て替えてしまうので、建築物としての歴史が無くなってしまうため、ユネスコの世界遺産に登録できないそうです。

 

ですが、建て替えるからこそ受け継がれてきたロングレンジが、伊勢の神宮にはありました。

 

それは、『日本古来の建築様式』です。

 

天照大御神がお静まりになる内宮正殿は『神明造(しんめいづくり)』という建築様式です。

神明造とは弥生時代の高床式倉庫が発展したものと伝わっています。

 

神話の時代(弥生時代)の建築様式が今に伝わっているのは、式年遷宮という制度があったからです。

当時と変わらない方法で、今なお建築されています。

そして、今も現役で神社としての役割を果たしています。

(これは出雲大社など、古い神社全てに言えることです)

 

外国でも古代の建築様式で作られたものは存在しました。

ギリシャのパルテノン神殿や、エジプトのピラミッドなど。

 

ですが、それらの神殿はあくまで復元であり、当時の建築様式通りに作られている訳ではありません。

ピラミッドに至っては、どうやって作ったかよく分かっておらず、いろいろな説が提唱されています。

しまいには『宇宙人が・・・』とか、そんな感じです。

 

まぁ、それはそれで夢があっていいのかもしれませんが、長期的に何かが継承されている訳ではありません。

さらに、それらの施設は、今は観光地としての機能しかなく、宗教施設としての本来の役目は終えています。

 

世界遺産にはなれなくても、古来の建築様式を伝えた伊勢の神宮は、今なお現役として長期的にその役目を果たし続けています。

 

ちなみに、大相撲が開催される時、両国国技館の天井に大きな屋根が吊されていますが、あれも神明造です。

 

 

現存する世界最古の国が語る長期視点

日本が国として形を整え歩み始めた飛鳥時代。

そこから紐解く長期視点をお伝えしてみました。

 

日本は現存する世界最古の国です。

そんな日本には、長期的視点がたくさん隠されています。

 

聖徳太子が説くように『読者さんを思いやる心』を忘れずに・・

金剛組が示すように『原点を忘れず、自分の強み』を見つけ出し・・

式年遷宮が語るように『あなたの記事を多くの読者さんに伝えて』いってください!

 

一過性の流行で終わらない為の秘訣を、日本の歴史に聞いてみる・・・。

 

そうすることで長期的視点とはどういったことなのかが見えてきますよ!

 

 

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