どうもです。
拓です。
世界最古のブログ 枕草子を読んでいると時々思うことがあります。
なんで清少納言は自分の感情をズケズケ書くことができるんだろう?
なんで自慢話のような自己賛美を恥ずかしげもなく書けるんだろう?
普通だったら書くのを躊躇するような事を、惜しげもなく書き綴った枕草子。
その背景には、清少納言のどんな性格や感情が潜んでいるんだろう?
そんな事を考えつつ、枕草子を通じていつも清少納言に問いかけていました。
そして、最近になってようやく清少納言からひとつの回答をもらった気がするんです。
枕草子から伝わる清少納言の性格。
それは『素直』です。
清少納言は、良くも悪くも『素直』だったんです。
そんな『素直』さで綴られた枕草子・・・そこに読まれるブログの秘密があったんです。
素直に綴った枕草子
主の定子(ていし)様に褒められた・・。
私と定子様はこんなにも仲良し・・
男性を言い負かしてやった・・・。
私は漢詩に通じた機転の利く女・・・。
枕草子では、こんな感じで清少納言の自己賛美が度々登場します。
そんな文面から清少納言の得意顔が浮かぶようで、枕草子はどうも好きになれない・・そんな声も時々耳にします。
人間どうしても人の自慢話は、あんまり好きになれません。
ちょっと気分を害する時もあります。
僕だって自慢話は嫌いです。
でも僕は、何故か清少納言の自慢話は嫌味に感じないんです。
全体に目を通すと分かるのですが、枕草子に書かれている内容は清少納言の自慢話だけではありません。
調子に乗り過ぎて失敗した記事。
噂話をしていたら、本人にバレた記事。
和歌に苦手意識を持っていた記事。
始めての宮廷出仕で泣きそうなほど緊張していた記事。
可愛らしい子供の仕草を、微笑ましく見守っている記事。
定子の機嫌を損ねてしまった記事。
定子を心から慕っていた記事。
決して自己賛美だけではない、失敗談、苦手なこと、弱かった自分・・・
そんなダメで情けない清少納言の姿。
子供を愛らしく想い、尊敬する人に誠心誠意お仕えした自分・・・
愛情いっぱいで素の自分をさらけ出す清少納言の姿。
枕草子とは、清少納言が様々な『素直な自分』を書き綴ったブログなんです。
だからこそ僕は、清少納言の自慢話は嫌味に感じないんです。
万人に受け入れてもらう事は出来ないんです
千年も読み継がれる枕草子でさえ、苦手な人がいます。
しかし、千年の時を超え、現代でも読まれ続けている事は紛れもない事実です。
それは清少納言が『素直』に綴った感情に共感する人がいるからです。
清少納言が大っ嫌いな人もいれば、大好きな人だっています。
僕は清少納言が大好きです。
彼女の感情が『素直』に書いてある枕草子が大好きです。
僕にとって清少納言は、裏表のない、嘘が付けない、とっても素直で可愛らしい女性です。
自慢話が鼻につく人もいれば、僕のような人間もいるんです。
『素直』な気持ちで書いた記事にこそ、共鳴し共感する人がいるんです。
苦手な人は苦手でいいんです。
自分を嫌いな人に喜んでもらおうとしなくていいんです。
自分の『素直』に共鳴してくれる人に向けて思いっきり記事を書く。
これが、読んでいただく文章を書く上で、とっても大切なことなんじゃないかなって思います。
清少納言が語る『人に愛される事』
清少納言は枕草子でこんな事を言っています。
人に憎まれるのは本当につらいこと
人に愛されるのは本当に素晴らしいこと
清少納言だって、人に嫌われたくないと思っています。
わざわざ嫌われるような事を書こうとしていたとは思えません。
思ったことを『素直』に書いていたからこそ、その想いに共感する人が現れ、千年たっても色褪せることを知らない枕草子。
彼女が意図していたかは分かりません。
しかし、清少納言は本能的に『人に愛される』記事の書き方を知っていたんじゃないかな・・・そう感じます。
清少納言の素直さが生んだ枕草子。
素直な感情を記事にすることが大切・・・枕草子はそんな秘訣も教えてくれる世界最古のブログなんです。
そんな枕草子から、僕が学んできたライティング術の数々はコチラをご覧ください。
一日24時間が自由に使える『趣味三昧な毎日』を実現する秘訣はコチラ
電子書籍無料配布中!