枕草子が語る!コンプレックスが魅力に変わった瞬間

どうもです。

拓です。

 

あなたは 自分自身のここがダメだなと感じている部分はありますか?

きっと、どんな人にもコンプレックスに感じる部分はひとつやふたつあると思います。

 

でも、そんなコンプレックスが周りから見れば魅力になった事例をご紹介したいと思います。

 

和歌に苦手意識を持っていた清少納言。

そんな苦手な和歌を表に出してみることで、苦手意識を克服し大きな魅力に変わったのです。

 

和歌が苦手な清少納言

枕草子の作者 清少納言は、この時代の人にしては珍しく和歌が苦手でした。

和歌と言えば万葉集ですが、万葉集には乞食が詠んだ和歌や、誰が詠んだか分からない和歌も掲載されています。

つまり、和歌は誰もが嗜む 教養だったことが分かります。

 

なんですが、清少納言は和歌に苦手意識が持っていたことが、枕草子に書いてあります。

 

そんな清少納言が詠んだ ひとつの和歌をご紹介します。

ホトトギス 訪ねて聞きし 声よりも

下蕨(したわらび)こそ 恋しかりけれ

 

簡単に解説すると

ホトトギスの鳴き声を聞きに行って、風情を感じながら和歌を詠もうと思ったのに 現地で食べたワラビ料理が美味しくて 和歌を詠むのを忘れて帰ってきた。

という意味の和歌です。

 

この和歌は、枕草子の中に サラっと出てくるものです。

和歌を詠むのを忘れて帰ってきた清少納言に対して、主の定子(皇后)がご立腹になり、 即興で詠まされた和歌です。

 

ですが、この和歌を詠んだ直後、 定子は吹き出してしまい場が笑いに包まれました。

風情よりもワラビ料理という、食い意地がはった清少納言がツボに入ったと思われます。

 

苦手が魅力に変わった瞬間

この和歌は、歌集などに選出されているような評価されている和歌ではありません。

清少納言本人としても、周囲に笑われたことを恥ずかしく思っていたようです。

 

ですが、僕は清少納言の和歌の中で、この和歌が一番好きです。

 

言ってしまえば 『花より団子』的な意味の和歌なんですが、 言いたいことが分かりやすくてすごく共感できるというか、清少納言のキャラクターが全面に出ている 和歌だなと感じています。

 

本人は恥だと思っていましたが、結果的に場の空気は和みました。

そして、この和歌が契機となり、清少納言と定子の絆が深まる エピソードへと展開していき、最終的には和歌への苦手意識を克服します。

 

また、下手に小難しい感情を込めるよりも 花より団子というストレートな感情の方が、分かりやすくて共感出来たりしませんか?

 

『旅先での風情よりも、 美味しい食べ物が印象に残っている』

この感覚を理解できる方も多いのでは ないでしょうか。

 

ホトトギス 訪ねて聞きし 声よりも

下蕨(したわらび)こそ 恋しかりけれ

 

自分自身ではダメだと思っている部分も、思い切って表に出してみることで周りから共感されたり、新たな魅力だと気付けることもある。

この和歌には、 そんなメッセージも 込められているのかなと 思っています。

 

 

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