考えの古い上司や会社に悩んでいませんか?千年前の少女の物語

どうもです。

拓です

 

昨今、働き方改革なるものが導入されたり 終身雇用制が崩壊したりして 働き方に大きな変化が起こりつつあります。

しかしながら、 正社員として勤めあげるのが正しい、 給料は我慢の対価、 職場の飲み会で結束が固まる、 といった考えが、 まだまだ根強いのが現実です。

言い換えるなら 『古い価値観』が 今なお正義なわけです。

 

そんな中で 「好きなことを仕事にしたいです!」 なんていったら、大抵の場合、 上司や家族に反対されたりするものです。

実際に、僕も経験しました。

 

自分はこうありたい! でも周囲に反対されて そっちの意見に引っ張られてしまう。

こういった状況を作り出す 周囲の人たちを 『ドリームキラー』と言います。

 

源氏物語に憧れて・・・

今から、およそ千年前。 現在の千葉県に 源氏物語が読んでみたいと 心から願う一人の少女がいました。

当時はコピー機も無ければ 印刷技術もありません。

紙も極めて貴重な物でした。

評判の源氏物語を読んでみたいと思っても 簡単に手にすることは出来ません。

ましてや、 当時の日本の中心である京都から 遠く離れた千葉県では、 もはや実現不可能な願いでした。

 

ところがある日、 少女は京都へ引っ越すことになりました。

家族と一緒に京都を目指す少女。

大雨でずぶ濡れになったり、 草木が生い茂る、真っ暗な獣道を 恐る恐る進みながら 京都に向かいます。

 

数日後、ようやく京都に辿り着きました。

そして、当時の日本の中心地である京都で 夢にまで見た源氏物語の写本を 手に入れることが出来たのです。

 

源氏物語が読みたいという願いを叶えた少女は 当時、日常的に行われていた 寺へのお参りにも行かず 源氏物語を読みふけりました。

周囲から白い目で見られても ずっと源氏物語を読んでいました。

そして、ある登場人物に憧れを抱きます。

その登場人物の名は『浮舟(うきふね)』。

少女は、将来の夢を高らかに宣言しました。

『浮舟のような女性になりたい!!』

 

千年前のドリームキラー

月日は流れ、少女は大人になりました。

ある日、成長した彼女の元に こんな通達が届きます。

 

『宮廷で働きませんか?』

 

源氏物語の舞台である憧れの宮廷。

源氏物語の作者 紫式部も働いていた憧れの宮廷。

 

幼い頃に憧れを抱いた宮廷からのお誘い。

彼女の気持ちは高ぶりました。

 

しかし、ある人物から猛反対されてしまいます。

なんと、それは彼女の父親でした。

 

『宮仕えなど、ひどく恥ずかしい職業だぞ!』

 

この当時、女性は男性に顔を見られることが恥、 とする常識がありました。

十二単(じゅうにひとえ)を着た女性が、 扇で顔を隠している姿を 見たことがありませんか?

あれは、顔を見られないようにしているのです。

宮廷という表舞台には、 多くの男性貴族が出入りしています。

いくら扇で隠したところで 顔を見られないように働くのは不可能です。

 

こういった当時の常識から 父親は宮廷出仕に大反対しました。

奇しくも、最も近い存在であった家族(父親)が、 彼女の夢を阻む『ドリームキラー』だったのです。

 

しかし、彼女の友人たちの意見は違いました。

 

『宮廷出仕が恥ずかしいなんて古い考えですよ』

『今はどんどん宮廷で働いて幸せを掴むものですよ』

 

結果、彼女は ドリームキラーである父親の意見に流されませんでした。

こうして、彼女の決意は固まり、 幼いころから憧れていた源氏物語の世界で 働くことになったのです。

 

ドリームキラーはあなたの側にも・・・

ドリームキラーに流されず、 自らの道を切り開いた一人の女性。

残念ながら、彼女の名前は記録に残っていません。

 

しかし、彼女は枕草子や源氏物語と並ぶ 国風文化の担い手となる ひとつの文学作品を後世に残しました。

その作品を 『更級日記(さらしなにっき)』と言います。

 

更級日記は、夢と現実の狭間で揺れる 作者の心を綴った作品です。

 

今からおよそ千年前・・・ 源氏物語に興味を持ち、 浮舟と言う登場人物に憧れ、 夢にまで見た源氏物語の舞台に上がった 名前すら伝わっていない一人の女性。

そんな彼女が、ドリームキラーと戦いながら 次々と夢を叶えていきました。

古い価値観に引っ張られそうになりながらも 理想の将来像を追いかけ続けました。

 

今も昔も、あなたの願いを妨げる ドリームキラーは、あなたのの近くに存在します。

そんなドリームキラーに負けない強い意志を、 更級日記を残した少女の願いから 学ぶことが出来るのです。

 

更級日記を書いた少女のその後はコチラです。

自分の書いた記事の価値は自分では分からない【更級日記】

2019.08.30

 

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