人付き合いに疲れた紫式部が実践した面倒くさい人間関係の対処法!

お疲れ様です。拓です。

 

世界最古の女流長編小説『源氏物語』の作者 紫式部。

現在、源氏物語は世界中で親しまれ、その作者 紫式部は世界で最も有名な日本人女性として、その名を轟かせています。

 

そんな紫式部は、さぞかし強靭な心の持ち主であったかと思われるかもしれませんが、実際は全くの真逆。

職場の人間関係に疲れ果て、引きこもりの経験をした心の弱い女性だったのです。

 

源氏物語と言う長編小説を書き上げた紫式部は、なぜ引きこもってしまったのか?

その理由と、彼女が取った意外な対処法をお伝えします。

 

嫌々始めた宮廷出仕

紫式部は小説家ではなく、『女房』と言われる宮廷で皇后に仕える仕事が本業です。

 

彼女が仕えた皇后は『彰子(しょうし)』と言う時の権力者『藤原道長』の娘です。

皇后周辺には優秀な女房が集められ、皇后のお世話や教育を担っていました。

 

彰子が一条天皇の后になった時、紫式部は源氏物語の執筆を始めており、その名はある程度の知名度ほ誇っていました。

 

そんな紫式部の名が、藤原道長の目に留まります。

『源氏の物語という面白い小説を書く教養ある女性がいる・・』

 

道長に目を付けられた紫式部は、彰子の女房として宮廷出仕を強要されました。

 

しかし、彼女は気が乗りません。

源氏物語の執筆に夢中だった紫式部は、引きこもって源氏物語を書いていたかった。

 

彼女の日記を読むと分かるのですが、紫式部は相当なマイナス思考で内気な性格です。

目立つのが嫌いな暗い性格です。

 

しかし、時の権力者 『藤原道長』からの要請には逆らえず、明るく華やかな宮廷に嫌々引っ張り出されてしまったのです。

紫式部の暗黒時代が始まります。

 

人間関係に悩んでいた紫式部

流されるまま宮廷に上がることになってしまった紫式部。

 

嫌々ではありましたが、とりあえず仕事を始めた紫式部でしたが、どうも様子がおかしい・・・。

 

先輩女房の反応が冷たい・・と言うか・・無視されている・・??

たまに話かけられたと思ったら、とんでもない嫌味を言われる・・。

これは一体・・?

 

このような事態になってしまった原因・・・それは源氏物語でした。

 

藤原道長にも目を付けられた源氏物語の作者 紫式部。

この源氏物語が一定の知名度を誇っていたことが、裏目に出ました。

 

『こんな評判の物語を書く女は、きっとインテリで教養をひけらかす嫌な性格に違いない・・』

 

ただ引きこもって書きたいから書いていただけの源氏物語の影響で、紫式部は勝手にマイナスイメージを持たれてしまったのです。

 

意図しない悪い印象を持たれてしまった紫式部は、なんとか状況を打開しようと先輩女房に『仲良くしていただけないでしょうか?』という内容の手紙を送ったりしましたが、全く返事は返ってきませんでした。

元々乗り気でなかった宮廷出仕・・さらにそこでの人間関係でも嫌な思いをした紫式部は、ある日突然、里に帰ってしまいました。

『もう宮廷になんか行きたくない・・・』

紫式部、再び引きこもり生活の始まりです。

 

秘策すっとぼけ作戦

里に帰って引きこもった紫式部は、再び源氏物語の執筆に励んでいました。

その期間、五か月あまり・・。

 

夢中で大好きな物語の執筆に取り組んだ彼女は、再び宮廷に姿を現しました。

ある秘策を引っさげて・・・。

 

突然現れた紫式部でしたが、先輩女房の態度は以前と変わりません。

彼女を無視し、嫌味を言ってきました。

 

その時、紫式部の秘策が発動しました。

 

『は~、そうなんですか~・・』

『へ~、そうなんですね~・・』

 

嫌味に対し、えらく間の抜けた返事をする紫式部。

実際には教養があり頭の良かった彼女ですが、あえて真逆のおバカキャラを演じ始めたのです。

 

さらに彼女は、感じの『一』すら書けないなどと言って、徹底して愚か者を演じました。

この紫式部の反応に、先輩女房たちは目を丸くして呆気にとられてしまいまいた。

 

『この人・・こんなキャラだったっけ??』

 

しかし、この秘技『すっとぼけ作戦』が功を奏し、紫式部の印象は変わり始めます。

 

『この人・・意外と天然で親しみやすいかもしれない・・・・』

 

あえてバカなフリをして、周囲の印象をガラリと変えた紫式部。

彼女の『すっとぼけ作戦』は、苦しい人間関係を乗り越える秘策中の秘策だったのです。

 

紫式部の人生と現代社会

辛かった宮廷出仕を『すっとぼけ作戦』で乗り切った紫式部。

 

現代社会でも、人間関係に疲れてしまった人は多いはずです。

 

そんな時は、紫式部のようにある程度割り切ってしまうことも重要なのではないでしょうか?

 

紫式部は元々友人も多くない引きこもり気質です。

一人で黙々と源氏物語を書いている時が、一番幸せな時間でした。

 

そんな紫式部でも、悩み、引きこもり、割り切って周囲と接することで、面倒な人間関係を乗り越えてきました。

しかし、内気でマイナス思考で引きこもり気質であったからこそ、源氏物語という大作が誕生し、世界で最も有名な日本人女性として現代でも親しまれています。

源氏物語を書いている時が一番幸せだった紫式部、引きこもり気質だった紫式部。

 

彼女の人生には、現代人も抱える悩みを解決する大きなヒントがある・・・

そんなメッセージが隠されているのが、紫式部と源氏物語と言えるのではないでしょうか。

 

共感を得た紫式部

最後に、すっとぼけ作戦で人間関係を乗り越えた紫式部の後日談をご紹介します。

 

おバカキャラで周囲から親しみを感じてもらい、共感を得た紫式部。

やがて、彼女は主である彰子にも信頼されて、その教養を生かして彰子の教育にも力を発揮していきました。

 

いつもは、おバカキャラを演じつつも、誠心誠意、彰子の成長を願い、熱心に教育に当たっていた紫式部の姿に、主である彰子も彼女に共感し信頼を強めていきました。

そんなある日、彼女は彰子からとても嬉しい言葉をかけて頂きました。

内気で引きこもりで、友人も少なかったであろう紫式部にとって、とっても嬉しい言葉だったに違いありません。

紫式部は自身の日記で、その時のことをこう振り返っています。

 

『私は周囲から愚か者と見下されたことを非常に恥じていました。でも、これが私の本性と自分に言い聞かせ努力し続けました。そんな姿を見て彰子様はこうおっしゃったのです』

『式部、まさかあなたとこんなにも心を割ってお付き合い出来るとは思ってもみませんでした。私と式部は他の誰よりも、ずっとずっと仲良くなってしまいましたね!』

 

 

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