お疲れ様です。拓です。
辛い時や人生に迷った時、自分を奮い立たせてくれる言葉『座右の銘』。あなたは自分にとっての『座右の銘』はありますか?座右の銘を持っていると、どうしようもなく辛いときなどに勇気を与えてくれたり、進むべき方向に導いてくれたりするのです。
そんな座右の銘になる偉人の名言、心に響く言葉をご紹介します。
塙保己一『世のため、後のため』
今回ご紹介するのは塙保己一(はなわほきいち)という江戸時代の偉人が残したこの言葉
『世のため、後のため(よのため、のちのため)』

塙保己一は江戸時代中期を生きた人物です。
彼は、わずか7歳で視力を失いました。そして12歳を過ぎた頃、母親を失います。全盲となり母も失った保己一は、江戸に出て鍼や灸の修行を積みますが、全く上達しませんでした。
光を閉ざされた真っ黒な闇の世界、そんな中で仕事も上達せず将来の展望も闇に閉ざされた保己一。将来に絶望した保己一は、堀に身を投げ自ら命を絶とうとしますが、直前で救助され一命をとりとめます。その後、保己一は学問を始め、その才能を開花させます。
そんな中、彼は一大事業を思い立ちます。群書類従(ぐんしょるいじゅう)の編纂です。群書類従とは、全国に散らばった古文書や、原本紛失の危機にあった古典などを集めまとめた物です。34歳で群書類聚の編纂を思い立った保己一。
その強い意志の根底にあった彼の想いが『世のため、後のため』
後世に正しく歴史を伝える為、自分が亡き後の日本を想い、群書類従は編纂されました。塙保己一74歳、実に41年の歳月を経て群書類従は完成しました。
『世のため、後のため』
この想いを終生忘れることなく、保己一は666冊にも及ぶ群書類従を完成させたのです。
後世を想う
自分がこの世を去った後の事を真剣に考えられる人が、一体どれほどいるでしょうか?『世のため、人のため』とは、よく言われる言葉ですが、塙保己一はそこからさらに一歩踏み込み、後世の為に群書類従編纂という偉業を成し遂げました。
現在の歴史研究において、この群書類従はたいへん貴重な史料として活用され続けています。『世のため、後のため』という彼の想いは、間違いなく現代に伝わっているのです。
全盲と言う大きなハンデを背負いながらも、その人生を後世の人々の為に費やした保己一の偉業、精神は現代に生きる我々の心を震わせます。少なくとも僕は目が見えます。保己一のような素晴らしい偉業でなくとも・・・ほんのちっぽけな事でも・・何か後世に残せることはないだろうか?
自分にとっての『世のため、後のため』
あなたにとっての『世のため、後のため』
あなたを少しでも勇気づけ、そして『座右の銘』となれば幸いです。
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