どうもです。
拓です。
記事を書いていると『こんなん書いて大丈夫か?』とか、『反発があるのでは?』という不安があったりしませんか?
変なことを言われるのは誰だって嫌だし、そんなこと言われるくらいなら、みんなが納得するような当たり障りのないことを書いた方が良いのでは?
なんて考えてしまう場合もあります。
しかし、世界最古のブログを書いた清少納言は、そうはしませんでした。
そうしなかったからこそ、枕草子は千年経っても読まれ続け、今も人気を博しているんですよ!
枕草子の後書きより
夢中になって書いていたら、すっかり夜になってしまった。
外に目をやれば、吸い込まれてしまいそうな真っ暗闇。
筆はボロボロ、これ以上は書けない。
これが最後の執筆になる……。
この日記には、私が気になったこと、ムカついたこと、楽しかったこと、絶対に忘れられない素敵な想い出をたくさん書いてきました。
この日記を読んだ人の中には、気分を害してしまったり、つまらないと感じてしまった人もいました。
私の悪口を言う人もいます。
でも、自分の意見を世間の評判に合わせても、それは誰もが言ってることになるだけで、きっとつまらないものになるでしょう。
私は、人のお手本になれるような素晴らしい人間ではありません。
この日記に書いたことだって、誰かのお手本になることはありません。
ただただ、私個人の考えを書き続けてきました。
私には、世間が良いというものを悪いと言い、世間が悪いというものを良いと言うひねくれたところもあります。
だからこそ、この日記は世間の評判になり、夢中で読んでくれる人もいるのです。
でも、私の心の中が丸見えになり、あれこれ論評されるのがえらく恥ずかしくて涙がこぼれそうです・・・。
読まれるブログ記事とは?
これは、枕草子の跋文(ばつぶん)を一部抜粋し、現代風に言い換えたものです。
跋文とは、後書きみたいなものです。
なお、全文はもっと長く、枕草子の執筆経緯など、とても興味深いことが書いてあります。
枕草子の始まり方は、『春はあけぼの』で有名ですが、その最後には、執筆の経緯や感想がしっかりと書かれているのです。
枕草子は世界最古のブログとも言われます。
その所以が、今回ご紹介した後書き部分であり、現代のブログでも大事なことが、ここに全て詰め込まれています。
そして、実際に千年間読み継がれ今も残っています。
人が面白いと感じるものがどういったものなのか?
それは、清少納言が後書きに記した通りです。
これを、千年前の女性が言っていることに、僕は驚きを隠せません。
清少納言は、自分の考え、想い、感情、価値観をしっかりと書きました。
その結果、人に良く思われなかったこともあると彼女自身が言っています。
その一方で、確実にファンを獲得し、当時から人気を博していました。
枕草子は、紫式部や藤原道長も震え上がる人気ぶりでした。
みんなが読みたがるので、清少納言の娘が枕草子レンタルの管理を任されていたという説もあります。
嫌われて大丈夫
あなたの考えが、嫌いな人がいるということは、その分、好きな人がいるということです。
強烈に苦手な人がいるということはその分、熱烈なファンがいるということです。
自分の意見を記事にするのって、なんとなく怖いと感じたりもするものです。
嫌われるかもしれないし、反発があるかもしれないし・・・。
でも、あなたの考えが苦手な人には、あなたの想いを届ける必要ありません。
嫌いな人には嫌われて大丈夫です。
あなたのことが嫌いな人には、一刻も早く好きな人のところに行ってもらいましょう。
変なコメントが来たとしても関わる必要ありません。
嫌いな人に無駄な時間とエネルギーは使わなくて大丈夫です。
あなたの考えに共感する人に、あなたの想いを届けましょう。
それが、千年読まれる世界最古のブログ『枕草子』その作者 清少納言からのメッセージなのです。
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