どうもです。
拓です。
ブログの読者がなかなか増えなくて、お悩みではありませんか?
実はブログの記事って、多くの人に読んでもらおうと思っていると、なかなかPV数が増えません。
ピンポイントな読者さん像を想定して記事を書くことで、対象とした読者さんから、より共感されることになりファンが増えていきます。
しかし、この考えで記事を書いていると、対象としていない読者さんは当然ファンになってくれません。
逆に、あなたのブログが好きではないと言う人も現れます。
でも、それでいいんです。
その理由が、今からおよそ千年前に書かれた『和泉式部日記(いずみしきぶにっき)』に隠されているのです。
和泉式部日記とは?
『和泉式部日記』とは、平安時代に書かれた作品です。
作者は和泉式部という、当時宮廷に仕えていた女性です。
同時代の有名人は紫式部で、和泉式部は紫式部と同じ時期に宮廷で働いていました。
現代風に言えば、和泉式部と紫式部は会社の同僚ということになります。
和泉式部は、恋多き女性としても知られており、当時の宮廷で大スキャンダルになるような大恋愛もしている、お騒がせ女子でした。
そんな恋愛の達人である和泉式部が書いた『和泉式部日記』。
その内容は、彼女が経験した恋の物語。
和泉式部日記とは、彼女の恋愛経験が綴られた日記です。
恋愛の中で経験した、好きな殿方への切ない想いとか、そんな感じの日記なのです。
和泉式部日記を読んでいると・・・
和泉式部日記は、僕の本棚にもあり読んだことがあります。
しかし、最後まで読めたことがありません・・。
何故かと言うと、読んでいるとこっちが恥ずかしくなるような・・全身がムズムズしてくるような感覚に襲われるからです。
ハッキリ言ってしまうと、僕は和泉式部日記が苦手です。
枕草子を始め、平安時代の文学作品は軒並み読んでいる僕ですが、この日記だけはどうしても好きになれませんでした。
ところが、この和泉式部日記が苦手・・・と思わせるところが、この日記の素晴らしい部分であり、ブログにも通じる部分なのです。
苦手な人がいるのは良いことです
平安文学の中でも和泉式部日記だけが、どうしても好きになれない・・・
これは、言い換えると『和泉式部日記がそれだけ尖がった内容である』という事です。
読み手がはずかしくなるような恋愛要素ばかりに特化した和泉式部日記は、同時代の日記文学の中でもかなり異色で、非常に個性的です。
和泉式部が想定していたのかは分かりませんが、彼女自身の『恋する乙女』的な個性が前面に出ているからこそ強烈に印象に残り、良し悪しの感覚が分かれるのです。
印象に残るからこそ、苦手な人もいる反面、好きになる人もいます。
こういった棘のある作品は、好き嫌いが分かれると同時に、嫌いな人はとことん嫌いですが、好きになる人は強烈なファンになります。
例えるなら、漫画家の荒木飛呂彦先生の画風が近いかなと思います。
代表作であるジョジョの奇妙な冒険って、苦手な人は本当に苦手で、いわゆるジャンプ黄金時代の連載の中でも唯一読んでいないかった、という人もいます。
その一方でジョジョのファンは本当に熱烈なファンが多いです。
荒木先生の画風って、個性的すぎるので好き嫌いが本当に分かれます。
とりあえず読んでるっていう人があまりいなくて、好きだから読む、苦手だから読まないっていう極端な二派に分かれる作品です。
ちなみに、僕はジョジョ好きです。
ちょっと話が逸れましたが、苦手な人がいるというのは、とても良いことです。
苦手な人が多いということは、逆に強烈なファンが出来やすいということです。
和泉式部日記が千年経った今でも残っており、そして和泉式部自身の名前が比較的有名なのも、この個性から来るものだと僕は思っています。
平安時代に宮廷に仕えていた女性といえば、紫式部と清少納言が有名ですが、知名度で言えばその次に来るのが和泉式部です。
(紫式部、清少納言、和泉式部に、赤染衛門を加えた4人を、この時代の『四才女』なんて言い方もします)
和泉式部は歌人としても有名なのですが、和歌の実力だけだったらそこまで後世に名前が残らなかったでしょう。
彼女の和歌は百人一首にも選出されていますが、ほとんどの現代人が百人一首に選出されたの歌人たちの名前を知らないと思います。
和歌の実力だけだったら、和泉式部は一歌人として埋もれていたでしょう。
万人に好かれようとしない
このように和泉式部日記は、書き手の個性が思いっきり出た尖った作品なのです。
その分、僕はあまり好きになれませんでしたが、その逆の人もいるからこそ、千年経った今でも好きな人がいる作品です。
ブログって、多くの人に読んでもらいたいがために、万人に向けて当たり障りのない内容を書いても、なかなかファンが増えません。
ファンが増えないとリピーターが増えないので、PV数も増えません。
多くの人に好かれた方が、アクセスが増えそうな気がします。
しかし、多くの人に好かれるという事は、それだけ棘の無い記事を書くということです。
人それぞれ好き嫌いは違います。
どんなに万人に好かれようとしても、嫌いな人は嫌いです。
それを回避しようとして、より万人に好かれる記事を書こうとすると、さらに当たり障りのない記事になっていきます。
ブログの記事って、あなたの考えに共感する人、価値観に頷いてくれる人、そんな素敵な人たちだけに届けばOKです。
僕が和泉式部日記を苦手だと感じたように、あなたの記事を苦手だと感じる人には届けなくて大丈夫です。
それが、ブログのファンを増やし、そしてPV数を増やすコツです。
まとめ
以上、和泉式部日記で紐解くブログのファンを増やすコツでした。
和泉式部が『恋愛』という自身の魅力や個性を活かして、千年読まれ続ける尖った日記を残したように、ぜひあなたも自分の魅力を前面にした記事をかいてみてください。
決して万人に好かれる記事でなくても大丈夫です。
あなたの記事に共感してくれる人に向けて、日々記事を書いていくことをオススメします。
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