どうもです。拓です。
ブログを書いていると、こう思う時があります。
『こんな記事誰が読むんだ?』
『こんな記事面白くないよな・・』
僕は、そんな時にいつも読み返す古典があります。
『枕草子(まくらのそうし)』です。
『古典』というと拒否反応を示す方もいそうですが、古文のお勉強ではないのでご安心ください!
では、なぜブログと枕草子が関係あるのか?
早速お伝えしていく事にしましょう。
枕草子とは?
まず、簡単に枕草子とは何なのかお伝えします。
枕草子は今からおよそ千年前の平安時代に書かれた随筆です。今風に言うとエッセイですね。
作者は『清少納言(せいしょうなごん)』という当時の女性です。
清少納言はこの枕草子にたくさんの想を込めて書きました。
こういう人は好き!こういう人は大っ嫌い!!
春はこんな景色が素敵!秋はこんな景色がとっても素晴らしい!!
あの時こんな失敗がありました!あの時こんな嬉しい事がありました!!
楽しかったこと、嬉しかったこと、頭にきたこと、切なかったこと・・・
彼女の率直な『想い』が込められた古典が、世界最古の女流随筆『枕草子』です。
千年前のブログ『枕草子』
この枕草子、現代では随筆とかエッセイといったジャンルに分類されていますが、その内容は多岐に渡っており、一概にエッセイと言えない性質も持っています。
日記文学に分類されることもありますし、和歌なんかも書かれています。
最近では、枕草子=世界最古のブログなんて言われ方もしています。
なので、必然的に『清少納言は世界最古のブロガー』ということになります。
つまり、枕草子とは現代で言う所の『雑記ブログ』『日記ブログ』みたいなものなんです。
なぜ枕草子がブログの参考になるのか?
では何故、枕草子がブログの参考になるのでしょうか?
前述の通り、枕草子は千年前の平安時代に書かれています。
千年の時を超え、現代まで読み継がれてきたのには明確な理由があるのです。
単純に千年前に書かれた貴重な史料としての側面もありますが、本質は別の所にあります。
結論から言います。
枕草子には清少納言の『想い』が語られています。
枕草子には清少納言の『個人的見解』が述べられています。
これが、千年もの時を超えて枕草子が愛される理由のひとつです。
千年前に生きた一女性の喜怒哀楽、人間臭さ、意見が随所に散りばめられた作品が枕草子なのです。
そして、枕草子で語られる『想い』『個人的見解』は、現代のブログでもとっても重要なことなのです。
単なる情報の羅列なら、Wikipediaを見れば済む事です。
情報だけの提供なら、どんなサイトでも事足ります。
しかし、あなたの『想い』『個人的見解』はあなただけのオリジナル情報です。
どんなに詳しい情報が載っていようと、すべての情報を網羅していようと、
あなたの『想い』はあなたにしか書けません。
amazonの商品レビューが気になりませんか?
yahooニュースのコメント欄が気になりませんか?
これらは全て『想い』『個人的見解』が語られているからです。
読者は単に情報だけではなく、その記事に対するあなたの『考え』が知りたいのです。
こういった部分がしっかり述べられているブログが読者にとって『面白い』ブログなのです。
枕草子にも、清少納言のオリジナルな『想い』がこれでもかと言うほどに詰め込まれています。
この『想い』『個人的見解』があなたのブログの個性であったり強みになるのです。
枕草子を書いた清少納言の想い
そして、もうひとつ、枕草子から見えてくるブログを書く秘訣があります。
枕草子とは、清少納言が逆境に立たされた時に書かれています。
歴史のお話になってしまうので詳細が割愛しますが、清少納言は悲しみと辛さを跳ねのけるように枕草子を書いているのです。
もし今、あなたが辛い想いをしている・・どうしようもなく悲しい現実に直面している・・
もう会社に行きたくない・・・。
人間関係に疲れた・・・。
千年前の人物とはいえ、清少納言も同じ気持ちで枕草子を書いていたんです。
このような逆境に立たされた状況だと、人間は本音が吐き出せます。
つまり、そこにはあなたの素直な『想い』が込められます。
今が辛いあなた、吐き出したい想いがあるあなた・・
そんなあなたこそ、面白いブログが書けるネタの宝庫なのです!
ブログの原点!枕草子
枕草子がブログの参考になることが、なんとなくご理解頂けたでしょうか?
僕のブログには枕草子の存在がかなり影響しています。
元々、枕草子の愛読者だったのですが、この作品から受けた影響が、僕の記事には多く散りばめられているます。
千年の時を超え愛され続ける枕草子。
その作者である清少納言は、枕草子の後書きでこんな事を書き残しています。
『私はただ心の中で感じたちょっとした思い付きを書き綴ってきました。(中略)ところがこれを読んだ人が妙に絶賛しているらしい・・不思議でなりません』
『私は人が良いと言うものを悪いと言い、悪いと言うものを良いと言うようなひねくれ者です。ひょっとしたら、それが面白かったのかもしれませんね!』
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