「赤毛のアン」あらすじネタバレなし感想!アンを楽しむ為のたった一つの条件とは

赤毛のアンのネタバレなしレビューです。

赤毛のアンのポイントをサクッと一言でお伝えすると・・・。

おすすめポイント
とにかくアンが魅力的、アンから目が離せなくなる不朽の名作

 

この記事では、L・M・モンゴメリによる不朽の名作「赤毛のアン」の大まかな展開や見所、オススメできる人できない人、作品の特徴など、ネタバレを避けつつご紹介していきます。これから読んでみようか悩んでいる方は、ぜひ参考になさってください。

 

なお、赤毛のアンは複数の出版社から刊行されていますが、本記事では「新潮文庫」より刊行されているもの(赤毛のアン・シリーズ 1)をレビューしていきます。

 

※本記事では、物語の核心に触れるようなネタバレはしていませんが、ネタバレの尺度は個々によって異なりますので、自己責任の上、本記事を読み進めて頂くようお願い致します。また、できるだけ事前情報が無い状態で作品を読みたい方、些細なネタバレも見たくない方はここでブラウザバックをお願い致します。

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書籍データ

書名:赤毛のアン
原題:Anne of Green Gables

著者:ルーシー・モード・モンゴメリ
訳者:村岡花子

項数:529ページ(文庫版)

【あらすじ】(「BOOK」データベースより引用)
曲り角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。大きな眼にソバカスだらけの顔、おしゃべりが大好きな赤毛のアンが、夢のように美しいグリン・ゲイブルスで過した少女時代の物語。ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。

【筆者の所感】

誰しも名前くらいは知っているであろう超有名作品「赤毛のアン」。

赤毛のアンがどんな作品なのかを簡単に言うと、主人公アンの日常を描く作品です。

あらすじをネタバレ無しで伝えるとしたら、「アンの日常と成長物語」と言った感じです。

 

ちょっとしたで違いで、マシュー&マリラ兄妹のもとに引き取られることになった「赤毛のアン」ことアン・シャーリー。

アンが巻き起こすトラブル、友との友情、ライバルとの意地の張り合い、とにかく長いおしゃべりなどなど、とにかくアン・シャーリーという女の子の日常を楽しむ作品なのかなと感じています。

 

赤毛のアンを楽しく読めるのはズバリこんな人

赤毛のアンを面白いと感じるかどうかの分かれ目は、ズバリ「アン・シャーリーのキャラクターが好きになれるかどうか?」です。赤毛のアンをどう感じるかは、この1点のみだと思っています。

 

アンはかなり個性が強い女の子なので、気に入らない人はとことん気に入らないと思われます。逆に、彼女の癖の強さを面白いと感じられれば、とても面白い作品になります。

 

こればっかりは読んでみなければ何とも言えない・・・という感じではあるのですが、それだと読む際の指標にならないので、筆者が感じたアンの人物像をまとめてみますので、参考にしてみてください。

アン・シャーリーの人物像
・お喋りが好き
・想像力が豊か
・トラブルメーカー
・無鉄砲
・友達思い
・頑張り屋

といったところでしょうか。

 

「赤毛のアン」のひとつの特徴ですが、とにかくアンの長いセリフが随所にでてきます。丸々1ページ以上喋り続けているなんてのはザラにあります。もともとお喋りが好きなうえ想像力も豊かなので、一度話始めると止まりません。

 

そして筆者的に「赤毛のアン」の最大の魅力だと感じている部分なのですが、アンはハッキリ言ってトラブルメーカーです。アンに悪意はないのですが、とにかく様々なことをやらかします。そして思いっきり落ちこみます。

 

その一方で、友達思いだったり努力家だったりといった一面も持っています。

 

正直、最初はアンに鬱陶しさを感じるかもしれません。筆者もそうでした。ずっと喋っているし、すぐ問題を起こすし・・・しかし、読んでいる内にいつの間にかアンの長い話が楽しくなり、アンの「やらかし」を期待している自分がいるのです。

「アンが次は何をやらかしてくれるんだろう」という妙なわくわくで、ページをめくる手が止まらなくなります。

 

最初は鬱陶しく感じるアンが、読んでいるうちにとても楽しく見えてきて目が離せなくなる。それが、アン・シャーリーという女の子なのです。

 

赤毛のアンの楽しみ方 2つのパターン

「赤毛のアン」は2つの視点で楽しめる作品です。

赤毛のアンを楽しむ2つの視点
・主人公アンの視点
・アンを引き取ったマリラ&マシューの視点

 

主人公アンの視点は、もちろんアンに共感したりしながら読み進める感じですね。

アンは作品冒頭の段階で11歳なので、思春期前後の女の子には共感できるところも多いのではないかと思います。

 

一方で、アンを引き取ったマリラとマシューの兄妹の視点で、アンの行動にハラハラドキドキしながら読み進める感じです。

 

アン視点か?もしくはアンを見守る視点か?

現在あなたが置かれている環境、あるいは世代によって、楽しみ方が異なってくるのも「赤毛のアン」の魅力と言えるでしょう。

 

「赤毛のアン」10項目診断

感動
★★★★★☆☆☆☆☆

温かいエピソードも多く、感動シーンはいくつかあります。ただ筆者の場合、涙が出るほどではありませんでした。

 

読後の余韻
★★★★★★☆☆☆☆

読了後の余韻は良いです。爽やかな余韻に浸れます。

 

登場人物の個性・魅力
★★★★★★★★★★

この項目は「赤毛のアン」の最も楽しい部分のひとつだと感じます。

前述の通り、読み手によってアンに対する感じ方は大きく変わってくると思われますが、アンの人間性に楽しさを感じられる方にとっては、とても魅力的に映るでしょう。

アン以外にも、マリラとマシュー、アンの親友ダイアナなどなど、魅力的な婚物は多数登場します。

 

読みやすさ
★★★★★☆☆☆☆☆

赤毛のアンは海外作品なので、翻訳本ならではの読みにくさが無いとは言えません。セリフ回しにも独特な感じがあります。また、100年以上前に書かれた作品のため、時代を感じる描写もあります。

とは言え、内容が頭に入ってこないような翻訳ではありません。

海外作品の翻訳本は、最初は違和感を感じても、読んでいる内に慣れてくる場合が多いので、普通に読む分には問題ないでしょう。

 

ラストの衝撃
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大きな驚きを求める作品ではないです。

 

先が気になる展開
★★★★★★★☆☆☆

前述の通り、アンがどのような騒動を起こすのかが楽しい作品なので、アンのキャラが気に入ってくると、おのずと先の展開を求めてしまいます。

 

やさしさ
★★★★★★★★★☆

アンが巻き起こすトラブルは思わず笑ってしまうようなものが多いですし、そんなアンを見守りながら読める優しい作品です。

 

狂気
★★★☆☆☆☆☆☆☆

特に狂気的な作品ではないの★1つでもいいのですが、アンの驚異的な長ゼリフと妄想力はある意味狂気じみてもいる?ので、★3つとしました。

 

スリル
★★★★☆☆☆☆☆☆

スリルを求める作品ではないので★1つでもいいのですが、アンがまた何かやらかすんじゃないかとハラハラする部分もあるので、★4つとしました。

 

笑い
★★★★★★★★★★

前述の通り、アンが巻き起こすトラブルは思わず笑ってしまうようなものが多いです。また、アンがさんざん喋った後に、マリラが短い言葉でサラっとツッコミ?を入れる場面もあり、思わずクスっとしてしまう場面が多々ありました。

 

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「赤毛のアン」総評とまとめ

以上、赤毛のアンのネタバレ無し感想でした。

すでにお伝えした通り、赤毛のアンは主人公 アン・シャーリーを好きになれるかどうかで評価が変わってくる作品だと感じます。

ただ、名作として100年以上読み継がれているのは事実であり、それだけ多くの読者の心に響く魅力的な作品なのは間違いありません。

 

そばかすだらけで痩せっぽちな赤毛の女の子アンが巻き起こす騒動、感動をぜひあなたの目で確かめてみてください。

読み終わった時には、きっとあなたもアンが愛おしくてたまらなくなっていまよ。

 

【文庫】